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オーストラリア・アデレードのロックダウンと日本の緊急事態、どう違う?!

2020年5月4日

オーストラリア・アデレードのロックダウンと日本の緊急事態、どう違う?!

オーストラリアの南にある都市アデレードでのロックダウン生活

オーストラリアの南にある都市アデレードでのロックダウン生活と、日本での緊急事態要請のステイホーム生活、両方を体験しました。そんなわたしから見た両国の違いを感想を交えてリポートします。 新型コロナウイルスの感染者数がオーストラリア全土で増え始め、アデレードでは突然というほど急な展開で3月23日からロックダウンが始まり、政府の決断と行動の早さに驚きの毎日でした。

レストラン、カフェなど 『オージーの生活には絶対に欠かせない朝カフェができなくなった!』

レストラン、カフェなど ビーチ沿いなどで早朝にジョギングやエクササイズ、それからカフェでコーヒーを飲むというオージーの定番スタイルが突然なくなったのは衝撃を受けるほどの変化でした。 非常事態宣言後にまず最初に営業停止になったのは、  
  • ・カジノ
  • ・バー
  • ・ナイトクラブ
  • ・映画館
などの娯楽施設。レストランカフェも続いて影響を受けテイクアウトのみで営業に。その後は次々と
  • ・ジム
  • ・プールなどの施設
  • ・一部の図書館なども営業停止
大型ショッピングセンターは開いてはいますが、ほとんどの専門店が閉まり、
  • ・食料品店
  • ・ドラッグストア
  • ・リカーショップ
  • ・郵便局
  • ・銀行
など生活に必要と判断された業種だけが営業。しかし時間短縮、入場制限はあり。  
・日本では、パチンコ店が営業を続けている問題がありましたが、その点以外は似たような流れだと思います。入場制限に関しては大きな差がありますね。

学校 『3月20日までは平常通り、政府の発表後3月23日から突然子供たちがいなくなる!』

ロックダウン中の小中高校は、アデレードのある南オーストラリア州では登校してもオンライン学習にしてもいいという自由選択制。学校の多くが約半数から3割程度の出席率。多少の違いはありますが、オーストラリア全土で同じような自由選択を実施。 大学、専門学校では早い段階からオンライン授業に切り替わりました。  
・日本の場合は、学校はほぼ休校。オンライン授業もまだまだ準備中で学習の維持が難しいといったかなりの違いがみられます。オーストラリアではオンライン授業が進んでいて、ホームスクーリングへの移行もスムーズに進んでいきました。
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スーパーマーケット 『やぁ!元気?のあいさつが消えた』

スーパーマーケット かなり厳しい入場制限、警備員配置、朝オープン後1時間は年配者のみの入店などの規制。紙幣、硬貨は拒否、カード払いのみの店舗も多数あり。 入口にはアルコール消毒やビニール手袋、ペーパーナプキンなどが用意され除菌に徹底しています。 レジではおしゃべり大好きないつも明るい店員さんからも笑顔が消え、緊迫したピリピリとした雰囲気に驚きました。 オーストラリアのスーパーマーケットはとても広い場合が多く、人同士が近寄らなくても買い物できてしまうというのもありますが、人々は徹底して近寄らない。誰かが同じ商品を探していたら、遠くで待って空間が開いてからその商品を見に行くという暗黙のルールがいつの間にか出来上がっていました。  
・日本では店内の狭さの問題もあるのかもしれませんが、ソーシャルディスタンスを守れていない問題があるのではと人々の意識の大きな違いを感じました。
 

買い占め問題 『トイレットペーパー、サニタイザー、ハンドソープ、ティッシュペーパー、パスタ、お米、小麦粉が消えた!』

買い占め問題 買い占めの問題に悩まされました。トイレットペーパーが買えたら奇跡だと思うくらい難しかったです。あまりにもの買い占めの量に各スーパーは対策をとっていくしかない状態でした。本来買いだめ文化もあることもあり、買い占めの量はすごかったように思います。商品が店頭に戻るのに何週間もかかりました。  
・日本では品薄になるような事はありますが、オーストラリアほどの買い占めはないようです。

マスク 『マスクがどこにも売っていない』

アデレードでは、ほとんど誰もマスクはしていません。ドラッグストアに何軒も回りましたが、もともと売っていないお店が多く、予約制で使い捨てが2枚までなら買える可能性もあると言われたこともありました。結局一ヶ月以上買うことは出来ませんでした。  
・日本人は、マスク着用率がとても高いです。売ってなければ作るという知恵と行動力もあり、手作りマスクに帰国後感心しました。

ビーチ、公園、山などへの外出禁止 『子供たちは完全に行き場を失った』

ビーチ、公園、山などへの外出禁止 警察官が見張り歩き、海にはヘリコプターが見張っているという徹底ぶり。 公園、スケートパークは立ち入り禁止テープが貼られ、立ち入ることは出来ません。人の姿はほぼ消え、人々はステイホームを徹底しています。  
・日本でも同じような規制が取られていたと思いますが、人の姿が消えてしまうということはないようです。

罰金がある 『約10万円などの罰金もあり!!』

一番規制が厳しい時には、ひとり以上の人と同時に会ってはいけないという規制あり。もちろん集会などを行うことはできません。 それらを破った場合は罰金が課せられる場合もあります。  
・日本ではそのような罰金はありません。

オンライン飲み会 『オージーはパーティーとお酒が大好き!』

ロックダウン中のリカーショップは品薄になるくらい通常以上の売上でした。ビールやワインの大量購入が多く、購入量の制限がかけられていていました。オンライン飲み会は、日本と同じように若い世代を中心に、広い範囲の層で楽しんでいるようです。  
・孤独からの回避の方法は、オーストラリアも日本もとても似ているように感じました。
両方のロックダウンを体験した経験から感じたのは、オーストラリアの方が日本よりも危機感や緊迫感がかなり強く感じられました。政府の徹底した取り組みによりアデレードでは感染者数が0にとどまる日が増え、今後は規制が緩和されていくようです。少人数の集会や学校などは再開されました。 新型コロナウイルスによる長引く自粛生活、どのような意識でどう行動していくかで未来は変わっていくように思います。 LINE@ オーストラリア留学のご相談はこちら:お問い合わせ

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