海外旅行や留学となると必ず耳にするであろう「
ビザ(査証)」。
ビザとはパスポートが有効であることを認め、かつ「その国への入国・出国を認めます」という公印のことになります。
一口にビザと言ってもその形式は様々で、出入国の際にパスポートに押されるスタンプもその一つになります。
他に、別紙で渡されるもの(韓国やタイがこのパターン)、パスポートに貼り付けられるもの(中国など)、オンラインで申請して取得する電子版のもの(アメリカのESTAなど)などもあります。
アイルランドのビザの種類
ビザの種類も中で細かく分かれ、取得方法や取得できる期間も違ってきます。
ここではアイルランドのビザについて整理してみましょう。
観光ビザ
観光(旅行)や短期留学など、
3ヶ月以内の滞在を目的をしている場合は、
観光ビザというものが必要です。
「必要」とは書きましたが、日本人の私たちがアイルランド入国の際には、パスポートにスタンプを押してもらうだけいいことになります。
この場合、現地での就労は認められません。
学生ビザ
現地での就学を目的としており、観光ビザでカバーされる3ヶ月を超えてアイルランドでの滞在を考える場合には、現地で
学生ビザの申請が必要になります。
アイルランドの学生ビザは「
8ヶ月」という単位で発給され、2回までの更新が可能です。(最初の学生ビザ+更新2回で最大2年アイルランドに滞在することができます。)
取得のためには25週以上の学校コース申し込みと、滞在期間をカバーする医療保険への加入、資金証明が必要です。
こちらのビザでは週20時間までの就労(週40時間までとなる時期もあり)が認められます。
ワーキングホリデービザ
就労、就学の目的も含め、アイルランドに1年の滞在が認められるビザです。
毎年1月と7月に許可申請があり、申請許可が下りた人が本申請に進めるようになっています。(毎年発給400件までの制限があり、抽選で本申請に進める人が選ばれます。)
満30歳までの人が申請できるビザです。
就労ビザ
こちらは現地就労がメインの目的の人に発給されるビザです。
就労ビザにも色々種類があり、日本の会社から派遣された人が持てるビザや、現地の会社のサポートもあって持てるビザなどあります。
配偶者ビザ
アイルランド国籍やEU国籍の人と婚姻関係にある人に出されるビザです。
ディ・ファクトビザ
いわゆる「恋人ビザ」というもので、アイルランドまたはEU国籍の人と2年以上お付き合いのある人が取得できるビザです。
アイルランドのビザとStamp
アイルランドのビザにも色々な種類があるとわかったかと思いますが、アイルランドのビザは一般に「Stamp(スタンプ)」で分類されます。
ワーキングホリデービザは
Stamp1、学生ビザは
Stamp2のよう呼ばれ、これはビザ申請手続き後にもらえるIRP(在留カード)にも記載されます。
アイルランドに留学に行く場合、学生ビザまたはワーキングホリデービザがあれば現地就労が可能となりますが、仕事探しで求人など見てみると、条件欄には「Stamp1保有者」とか「Stamp2保有者不可」のように記載があったりします。
自分のビザがStampでは何になるか知っておけると便利です。
恵まれた「日本国籍」
日本国籍の人が他国に行くのには、大抵の場合特別な申請なく15日〜6ヶ月の滞在を認めてもらうことができます。(これは日本が世界から信頼されているからで、170以上の国と協定が結べているからなんです!!)
アイルランドに長期留学の場合は、学生ビザの場合も、ワーキングホリデービザの場合も現地での手続きが必要になりますが、アイルランド入国の際は自動的に3ヶ月の観光ビザが下り、よっぽどのことがない限りすんなり入国が可能です。
(現地で行う学生ビザやワーホリビザの手続きについても、書類に不備がなければ、許可が下りないということはありません。)
これが中国国籍やトルコ国籍などの人の場合は、最初の3ヶ月でさえもビザが必要で、場合によってはビザが下りずに、入国すらできないこともあったりするのです。
そう思うと、日本国籍である私たちはビザの取りやすさに感謝しつつ、このチャンスを十分に活かして留学にチャレンジしていきたいですよね!
あなたはどの国に行ってみたいですか?
留学のご相談はお気軽に!WLPがあなたの海外生活をサポートします!
お問い合わせ