オーストラリアのアデレードから緊急帰国、羽田空港にてPCR検査を受けた経路をお話します。
まずは、アデレードからシドニーへ
アデレード空港ではコロナへの警戒でかなり緊迫した雰囲気。待合の椅子は人が近づけないようにする対策で3席離れないと座れないように立ち入り禁止テープが貼られてあります。
親子であっても隣同士には座ることはできません。
お店は全て閉店しており、空港ロビー内にはただひとつだけ自動販売機があり飲み物とスナックを販売していました。ゴミ箱も撤去されています。
シドニー空港で国内線ターミナルから国際線ターミナルへ移動
国内線でシドニー空港に着いてからは荷物を一度全て受け取り、ターミナル間移動の無料バスで国際線ターミナルへ移動。
シドニー国際空港ではテイクアウトのお寿司屋さん、カフェ、ファストフード店、薬局など数店が営業しており、アデレード空港のような緊迫感はなく、少しリラックスもできる空間でした。
チェックインへ
オーストラリアから日本への直行便は2020年4月9日時にはANAのシドニー発20時55分発のみが運行。
チェックインカウンターが開くと、一人づつの間隔を広く開けて並び、その他は通常どおりのチェックインとなりました。とてもスムーズに行われていました。
出発ロビーでは
シドニー空港では座ろうと思えば隣に座れてしまう状況。同じ国でも州の違うアデレード空港とシドニー空港ではかなりの違いを感じましたが、利用客はみなきちんと距離を取り、フリーWifiなどを利用し上手く待ち時間をすごしていました。
機内へ
機内での席はなるべく隣に人が座らないようにばらけて席が配置されていました。
搭乗後早い段階で、入国の際に必要となる検疫の提出書類が配られるので、多い書類も慌てず余裕をもって書くことができました。
- ・健康相談記録、検査への同意
- ・申告書
- ・滞在期間、待機場所
- ・質問票
など。
その他は通常の入国に必要な書類等。
羽田空港到着
おおよそ運行スケジュール通りに飛行し、朝の5時半前に羽田空港に着陸。
しかしここからは通常とは違い、検疫所での準備ができるまで機内の自分の席で待機。機内では待機の間、お水のサービスなどもしていただけます。
1時間ほど待ち降機した後、ロビーに全員が集められ検疫の説明が開始。
検疫での録音や録画などの禁止、健康状態や健康管理について、自宅待機の場合の帰宅には公共交通機関を利用しないことなどの説明を受け、自宅待機でなおかつ小さな子供連れや手伝いが必要な方から順番に検疫が開始されます。
PCR検査
機内で記入した用紙を持ちブースに分かれて一人づつ検査をしていきます。長い綿棒で鼻の奥から検体を採取する方法でした。
検査を終えた人から順に次に進んでいきます。自宅待機の人はそのまま入国審査へ、空港待機ののちホテル待機の人は、空港内の待機場所へと分かれます。
私は自宅待機でしたので、渡されたピンクの用紙を持ち所々で用紙を見せ確認されながら入国審査場に進みました。
日本入国
情報が錯綜している状況でしたので深夜までかかると思い込んでいましたが、朝の8時過ぎには預け荷物を受け取ることができ、想像よりも全てがスムーズで着陸から入国まで3時間ほどでした。
受託荷物はANAの方々が全てわかりやすくまとめてくださり、一人一人の荷物をすべてそれぞれ分けてカートに綺麗に乗せ親切に手渡していただきました。
※空港内での注意:日本の空港にはアルコール除菌などはあまり用意されていません。除菌や予防マスク、手袋などご自身での用意をお勧めします。
自宅待機から結果連絡まで
検疫所では陽性の場合には通常は1〜2日ですぐに連絡をしますが、陰性の場合はそれ以上に長くかかることが予想されますのでご了承くださいと説明を受けていました。実際に陰性連絡が来たのは5日後でした。
まとめ
長年に渡る海外在住者がコロナの影響で突然の帰国をしなくてはならない状況に陥り、緊急帰国をした際の現地からのリポートをさせていただきました。
突然の事で正確な情報が何一つ入手できないままの帰国でした。実際に経験したこのリポートで少しでもお役にたてればと思い書かせていただきました。
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