日本の冬はオーストラリアの夏です。
約4週間、オーストラリアのケアンズにホームステイで滞在して、年始に帰ってきました。
滞在先を決めるにあたっては、寒いところが苦手なので「暖かいところ」、安全なところ、勉強の合間にアウトドアスポーツが楽しめるところ、という希望を出して、グレートバリアリーフがある常夏のケアンズに決まりました。
参加のきっかけは、通訳の仕事をしており、もっと外国人との交渉力をつけなければと痛感したから。そこで「ビジネス英語を勉強したい」と伝えたところ、MBA(経営修士)を持ったビジネス英語に詳しい先生を探してくれました。
「できればトレーニング施設があるお宅がいい」とも希望していたのですが、本当にトレーニング施設がある家を探してくれて、毎朝、英語の勉強の前にトレーニングができてさっぱりしました。
自然やアウトドアスポーツがすきな人には、ケアンズがおすすめです。
私は平日は勉強、土日やニューイヤーには、グレートバリアリーフのきれいな珊瑚礁をシュノーケリングで探索したり、ヘリコプターで海の上を遊覧したり、牧場で乗馬を楽しんだりして(先生が送り迎えをしてくれました)、英語の特訓とアウトドアスポーツの両方を満喫できたのでした。
日本の時の家のようにリラックスして
ステイ先のダニエル先生宅は、ケアンズから車で30分の森林地帯に囲まれた広いお屋敷。初日に「この家では自分の家のようにリラックスしてかまわないよ」と、言われたのですが、澄んだ空気の緑がいっぱいの家で、本当にそのとおりに心身ともにリラックスして過ごしました。
先生のお宅には日本語学校に通うイタリア人女性のエマがホームステイしていて、勉強の合間には、彼女と彼女のボーイフレンドに日本語を教えたり、ダニエル先生にお寿司の作り方を教えたり、夕方になるとバスに乗って街中に出てショッピングを楽しみました。
個別で学ぶビジネス英語
授業は朝8時から12時までマンツーマンの集中講義。
ダニエル先生はイギリス人なので英語もクイーンズ・イングリッシュです。ビジネス英語のテキストを使ったのですが、このテキストは「マーケティング」や「ミーティング」「伝言の仕方」「トラブル対処の仕方」「貿易英語」などの章に分かれており、実践的で、とてもよくできた内容でした。
先生はイギリスのメーカーに勤めていた経験もあり、日英米の企業比較、商習慣の違いなど興味深い話もたくさん聞けました。
マンツーマンだと密度が高いので、短期間のホームステイでは有効です。
四六時中聞けば耳が開いてきます
滞在して3~4日たったころから、耳がだんだん英語に慣れていくのを感じました。
授業だけでなく家の中でダニエル先生やエマの会話を聞いて四六時中英語に浸かっているうちに、クリアに聞けるようになっていくのです。
人間の順応力ってすごいなあと改めて感じました。
ケアンズはホスピタリティーシティー
二大世界遺産を擁するケアンズは観光業で成り立っており、その一番のお客はなんといっても日本人。そのためか、現地の人々も日本人にはとても親切です。
たいていの店やホテル、観光ツアーには日本人スタッフや日本語が話せるオーストラリア人がいて、スーパーには日本食の食材も豊富で、暮らすのに不便はありません。
小さな街でのんびりしており、物価も安く治安もよく、勉強しながら滞在するのにはぴったりだと思います。
ミドル世代、シニア世代にもすすめたい
「ホームステイって10代の学生がするものでは。今からでは遅すぎやしないか」・・・
今回参加するにあたってそんな心配をしたものですが、実際行ってみたら、経済的に余裕があって多少知識も知恵もついたこの年になったからこそ楽しめることもある、と思いました。
とくに仕事をした経験のある人には、実用性がありボキャブラリービルディングにもなる「ビジネス英語」の講義をおすすめします。
現地の担当アドバイサーが家を訪問してケアしてくれるのも心強かったです。
こう書いてしまうと、なんだかいいことづくめのようですが、私の場合、本当にいいことづくめでした。
いいステイ先を探してくれて本当に感謝しています。
会社勤めの人が2週間休むのは大変ですが、またぜひ機会を作って参加したいものです。
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