オーストラリアというとシドニーやメルボルンといった大都市を思い浮かべる方も多いかも知れません。ケアンズという都市をご存知でしょうか？ケアンズはオーストラリアの大陸の北東に位置する港湾都市です。赤道に近いのでまるで沖縄のようなトロピカルな気候で1年中南国気分を味わえます。
前方にはグラレートバリアリーフの広がる海、そして後ろには世界最古の熱帯雨林キュランダといった世界遺産を持つ観光地としても有名なんですよ。ケアンズを留学・ワーホリ先に選ぶとどのようなメリットや魅力が待っているのでしょうか？
南国リゾート！ケアンズの気候
日本のようにはっきりとした四季はなく、乾季と雨季の2つのシーズンがあります。南半球なので日本とは季節が逆で夏は11～3月（雨季）、秋から冬、そして春にあたる時期が4～11月（乾季）です。
ケアンズの夏は、暑い・湿気が高い・気温も高い（連日30度以上になることも！）といった感じで、日本の夏に少しにています。最も過ごしやすい時期は乾季（冬場）でしょう。乾季になると雨も少なく晴天が続きます。気温も25度前後と過ごしやすくなりますよ。
大自然に囲まれているためマリンスポーツやアウトドアを楽しめる
ケアンズには世界最大のサンゴ礁「グレートバリアリーフ」、手つかずの大自然の宝庫「熱帯雨林キュランダ」があり、大自然を身近に感じられる贅沢を思う存分味わえます。アクティビティと言うと、お金がかかってしまうイメージですがそんなことはありません。
例えば、現地ではスタンバイレート、ローカルプライスなどという名前で、ダイブトリップやツアーの空き席を直前になって売り出すことがあります。旅行者であれば難しいですが現地に在住している留学・ワーホリ中の方であればこうした格安プランをゲットするのも簡単！
マリンスポーツ系のアクティビティに関しては、「ホスティ」といってお店の手伝いをする代わりに （ボランティアとも言う）無料でアクティビティに参加できるシステムもあります。ダイビングのライセンスをお持ちの方は一度お店に交渉してみては？現地の人と仲良くなれるキッカケになるかも知れません。
ケアンズはダイビング初心者の方にも優しい街です。日本からの観光客も多く日本語での講習も多く開かれているため初心者の方でも安心してライセンスを取得できますよ。ぜひ、世界遺産の海を思う存分楽しんでみてください。
シドニーなどの都市圏に比べると生活費が安い
ケアンズの街は決して大きくありません。市内中心部は30分もあれば自転車で回れる位の規模です。クラブなどのナイトライフや買い物、オシャレなカフェ巡りをしてみたい！という方には少し物足りないかも知れませんね。
ただしその分物価が安く、家賃や生活費を抑えることができます。さらにケアンズの住宅地域は市内中心部に近い郊外で、シティまで歩いて30分、自転車で15分程度の場所に位置しているため自転車があれば通学・通勤費用を0円にすることも可能なのです！
シドニーやメルボルンといったシティライフでは高額になりがちな生活費ですが、ケアンズでは1）お金を使う誘惑が少ない2）移動手段が安い3）生活費全般を抑えられるだけあって出費を最小限に抑えることができます。仕事・アルバイトを現地で手に入れれば生活に不自由することはないでしょう。
ケアンズの語学学校の魅力・特徴
ケアンズは小さな街なので留学先は若干少なくなりますが、土地柄もあってかアットホームな環境の中で様々な学習スタイルを選び取ることができます。例えば、学生寮もある学校、ヨーロッパからの留学生が多い学校、ダイビングやアウトドアなどのアクティビティも楽しめる学校、ワーホリ中の学生を対象にした接客英語や接客スキルを磨くホスピタリティ学校などです。その他にも大学付属の語学学校や、ビジネス系、観光学、海洋生物学、環境学などに特化した学校もあるので専門的な勉強をしたい方にもお勧めです。ご自身のプランに合った留学先をきっと見つけることができるでしょう。
また、オーストラリアでは英語圏では珍しく学生ビザでも条件を満たせば仕事が認められています。学校で勉強をしながら放課後にアルバイトをして現地の人との交流や生きた英語を学び取ることも可能です。アクティブに過ごしやすい環境が用意されています。
観光地だからこそ仕事が見つけやすい～ワーホリの魅力
ケアンズは世界遺産の宝庫、それも1年中温厚な南国リゾートのような街です。観光客が絶えず、レストランや観光業など仕事の募集は安定しています。英語に少し自信のない方であれば日系のダイブショップ、クルーズ会社でのアルバイト。英語に自信がある方であればホテルでのレセプションやツアーガイド、ローカルレストラン、クルーズ船等でも働くことも可能です。「体力に自信がある！セカンドビザを取得してさらに滞在したい！」という方であれば、ケアンズ市内からバスで1～3時間程のエリアにあるバナナやマンゴー等を栽培しているファームでの仕事を探すのも良い選択でしょう。
このように観光地＆1年中温厚な気候だからこそ様々な職種にトライできますし、運が良ければダイビングなどの趣味を仕事にすることだってできるかも知れません。可能性あふれる魅力的な街、それがケアンズなのです。
ケアンズの観光名所・楽しみ方について
大自然に囲まれたケアンズの楽しみ方をご紹介します。休日や放課後、ゆっくりとした時間を楽しみたい時に外せないお勧めスポットはこちら！
世界最大の珊瑚礁「グレートバリアリーフ」
全長2000km、総面積20万平方km2、その大きさは日本列島に匹敵すると言われるほどのスケールを誇るグレートバリアリーフ。350種以上のサンゴ礁に加え、1500種以上の魚類、4000種以上のヒトデやナマコなどの軟体動物、絶滅危惧種のアオウミガメが多数生息する「神秘的な1つの生命体」を思わせる名所です。
ケアンズに留学しているからこそ、世界遺産の中でのダイビングに挑戦してみたいものですね。
世界最古の熱帯雨林キュランダ
キュランダの熱帯雨林は、約1億3000年前からそのままの形で存在する世界最古の熱帯雨林です。約1億3000年前と言えば、白亜紀、つまり恐竜が生きていた時代！ここでしかお目にかかれない動植物も沢山存在します。
・ケアンズから車で約20分のカラボニカ駅から熱帯雨林の上空を渡る7.5kmの空の旅：Skyrail（スカイレール）
・ケアンズ駅から、110年以上の歴史をもつレトロな車両のKuranda Scenic Railway（キュランダ高原列車）
・車（セルフ・ドライブ）やバスでKuranda Range（キュランダ山脈）を渡る
など楽しみ方は色々です。1日ツアーなども多く開催されているのでツアーに参加するのも良い方法です。
ケアンズならではの動物に会いに行こう！ワイルドライフ・ハビタット
ワイルドライフ・ハビタットはオーストラリアに生息する約160種の動植物に出会える自然の楽園（動物園）です。8エーカーを誇る広大な敷地は、「ウェット･ランド（湿地帯）」「レイン･フォレスト（熱帯雨林）」「グリーン･ランド（草原地帯）」の3つのセクションから構成され、それぞれ動物が自然に近い形で生活し人間が間近で見たり触れ合えるような配慮がされています。
鳥たちと一緒に楽しめる朝食と昼食のアトラクション、放し飼いにされたワラビーやカンガルーたちへのエサをあげ、コアラの抱っこetc…ここでしか味わえない動物たちとの触れ合いをぜひ楽しんでみてください。
